「第18回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館キュレーターに選ばれた、建築家ユニット「大西麻貴+百田有希/o+h」の大西麻貴さん=国際交流基金提供

 イタリア・ベネチアで来年5月に開幕する世界最大級の建築展「第18回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館キュレーターに、建築家ユニット「大西麻貴+百田有希/o+h」の大西麻貴さん(1983年生まれ)が選ばれた。百田有希さん(同82年)が副キュレーターを担う。

 二人はこれまでに、障害のある人たちのさまざまな居場所を備えたグッドジョブ!センター香芝(奈良県香芝市)や、子どものための無料の遊戯施設、シェルターインクルーシブプレイス コパル(山形市)など、開かれた心地よい建築を手がけてきた。大西さんは日本館の狙いについて「寛容であたたかく、多くの人が自然と巻き込まれる『愛される建築』の可能性を、ともに考え、深めていくこと」としている。

2022年07月20日 毎日新聞・東京夕刊 掲載

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