
グラフィックデザインを中心とした展示を東京・白金で7年半、続けてきたOFSギャラリー(03・6677・0575)が立ち退きに伴って東京都世田谷区池尻に移転した。同ギャラリーを共同で運営するクリエーティブユニット「KIGI」の植原亮輔さんは「通りに面した明るく開かれた場所。ワインやビールも飲めるので仕事帰りに立ち寄ったり、待ち合わせの場にしたりと、気軽に訪れてほしい」と話す。
移転後初の個展では、雑誌『流行通信』のアートディレクションなどで知られるグラフィックデザイナー、服部一成さんを取り上げた=写真。デジタルツールを用いてドローイングを試みた「これはリンゴではない」や、カラフルな直線が魚の周りを取り囲む「Goldfish」など新作を含む計13点が並ぶ。4月23日まで。
2023年3月22日 毎日新聞・東京夕刊 掲載