葛飾北斎の「潮干狩図」(江戸時代・19世紀、閉幕まで展示)が展示された会場

 サントリー美術館(港区赤坂9)で開催中の「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」展(毎日新聞社など主催)で、葛飾北斎の「潮干狩図」(重要文化財、江戸時代・19世紀)の展示が始まった。北斎作品の中で最初の重要文化財指定を受けた、北斎の肉筆画を代表する作品だ。会場での写真撮影も可能。同館主任学芸員の上野友愛さんは「肉筆浮世絵でありながら油彩画のような遠景描写にも注目です」と魅力を語る。

 同展では大阪市立美術館のコレクション計143件を展示。13日まで。問い合せはサントリー美術館(03・3479・8600)。

2022年11月7日 毎日新聞・東京版 掲載

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