刺しゅう

【美とあそぶ】玉鷲関/4止 手芸 一人時間の楽しみに

文:山崎明子(聞き手、毎日新聞記者)

インタビュー

 力士になって、しばらくは手芸を中断し、相撲に集中していました。ある時から地方場所や巡業の際、一人の時間を利用して再開しました。自分は飲みに行くことはそんなに好きじゃないんです。一人で部屋にいると相撲のことばかり考えてしまう。そんな時に手芸をすると、リラックスして楽しくなってしまうんですよね。

 コロナ下で地方に行く機会が少なくなり、一人で手芸をする時間も減りました。なので、クッションカバーに刺しゅうを施しているのですが、未完成です。色とりどりの小花が集まってハートの形になる予定です。今年こそコロナが収まって、いい取組を地方のお客さんにもたくさん見てもらえるといいですね。

 昨年、優勝した時の気持ち? その時にどう思ったかよりも、自分にとってはこれからの目標の方が大事です。けがのないよう、精いっぱい頑張ります。

PROFILE:

玉鷲関(たまわし)さん

本名・バトジャルガル・ムンフオリギル。前頭2枚目。片男波部屋。1984年、モンゴル・ウランバートル生まれ。2004年初場所で初土俵。19年初場所と22年秋場所で優勝。得意は突き、押し。身長189㌢、体重174㌔。

2023年2月20日 毎日新聞・東京夕刊 掲載

シェアする