これまで一番たくさん撮ってきたのは、やはり家族の写真です。実は1度離婚をしていて、前の奥さんとの間に2人、再婚した奥さんとの間に2人の計4人の子どもがいますが、子どもの写真は数え切れないほど撮ってきました。

　写真って、記憶をよみがえらせることができるんですよね。例えば、家族の誰かが亡くなった後、写真を見れば「この時こんな顔してたよな」って思い出すことができます。だから、自分の子どもには、大人になって見返して記憶がよみがえるような写真を残してあげたい。

　これは2021年春、今の奥さんの母親が我が家に遊びにきた時、当時3歳の長男と2人で近所に買い物に出かけたので、後ろからこっそりついて行って撮った写真です。写真を撮った後、自分が子どもの時に「おばあちゃん子」で保育園の送り迎えをしてもらったことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。