企画展
芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル
-
【北九州】
2023年7月8日(土) 〜 8月27日(日)
-
【東京】
2023年2月25日(土) 〜 4月9日(日) (※終了)
- 本展に
ついて - 開催概要
- みどころ
落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)は、幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳(1797-1861)の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。
良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日々新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。
一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。
人生半ばの30歳前後で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。
浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個⼈コレクションを中⼼に振り返ります。
良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日々新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。
一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。
人生半ばの30歳前後で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。
浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個⼈コレクションを中⼼に振り返ります。
会期・会場:
【北九州会場】
2023年7月8日(土) 〜 8月27日(日)
北九州市立美術館 本館(北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21ー1)
主催:芳幾芳年展実行委員会 (北九州市立美術館 、毎日新聞社)
☆展覧会公式インスタグラム
アカウント名:yoshiikuyoshitoshi_kitaq2023
【東京会場】 (※終了)
2023年2月25日(土) 〜 4月9日(日)
三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
主催:三菱一号館美術館、毎日新聞社
協賛:DNP大日本印刷
特別協力:浅井コレクション
【北九州会場】
2023年7月8日(土) 〜 8月27日(日)
北九州市立美術館 本館(北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21ー1)
主催:芳幾芳年展実行委員会 (北九州市立美術館 、毎日新聞社)
☆展覧会公式インスタグラム
アカウント名:yoshiikuyoshitoshi_kitaq2023
【東京会場】 (※終了)
2023年2月25日(土) 〜 4月9日(日)
三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
主催:三菱一号館美術館、毎日新聞社
協賛:DNP大日本印刷
特別協力:浅井コレクション
1 . 国芳門下の二大弟子、ライバル対決!
芳幾・芳年は師である歌川国芳からそれぞれ異なる面を受け継ぎ、発展させました。 新聞錦絵のフロンティアであった芳幾は、写生を重視し、世相風刺の画題を得意とした国芳を 引き継いだといえるでしょう。一方の芳年は、国芳の武者絵の作風を継承し、歴史画の分野を 開拓しました。そのダイナミックな作風は現代のアニメーションを彷彿とさせます。
2.貴重な浮世絵コレクションから芳幾・芳年の全貌に迫る。
大阪で浅井書店(後の泰山堂)を営んだ浅井勇助氏が明治末期から収集した、 幕末明治の浮世絵を網羅する「浅井コレクション」が、本展出品作の大きな部分を占めています。 また屈指の芳年収集で知られる「西井コレクション」、国芳研究でも著名な「悳コレクション」から出品される浮世絵作品も貴重なものです。 元大阪毎日新聞記者であった新屋茂樹氏による「新屋文庫」から錦絵新聞も出品されます。 数十年ぶりに展覧会に出品される作品や芳幾最晩年の貴重な作品などもご覧いただけます。
3. 江戸から明治̶変革の時代、浮世絵はどう生き残ったか
江戸時代に隆盛を誇った浮世絵ですが、近代になると写真や 石版画といった新技術、新聞や雑誌といったメディアの導入によって 産業としての基盤が揺るがされ、衰退の道をたどることになります。 時代の過渡期にあって新しい技術が古いものを凌駕していく様は、 メディアが絶えず更新されていく今日の姿とも重なるのではないでしょうか。 このような激動の時代にあって彼らがいかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。
芳幾・芳年は師である歌川国芳からそれぞれ異なる面を受け継ぎ、発展させました。 新聞錦絵のフロンティアであった芳幾は、写生を重視し、世相風刺の画題を得意とした国芳を 引き継いだといえるでしょう。一方の芳年は、国芳の武者絵の作風を継承し、歴史画の分野を 開拓しました。そのダイナミックな作風は現代のアニメーションを彷彿とさせます。
2.貴重な浮世絵コレクションから芳幾・芳年の全貌に迫る。
大阪で浅井書店(後の泰山堂)を営んだ浅井勇助氏が明治末期から収集した、 幕末明治の浮世絵を網羅する「浅井コレクション」が、本展出品作の大きな部分を占めています。 また屈指の芳年収集で知られる「西井コレクション」、国芳研究でも著名な「悳コレクション」から出品される浮世絵作品も貴重なものです。 元大阪毎日新聞記者であった新屋茂樹氏による「新屋文庫」から錦絵新聞も出品されます。 数十年ぶりに展覧会に出品される作品や芳幾最晩年の貴重な作品などもご覧いただけます。
3. 江戸から明治̶変革の時代、浮世絵はどう生き残ったか
江戸時代に隆盛を誇った浮世絵ですが、近代になると写真や 石版画といった新技術、新聞や雑誌といったメディアの導入によって 産業としての基盤が揺るがされ、衰退の道をたどることになります。 時代の過渡期にあって新しい技術が古いものを凌駕していく様は、 メディアが絶えず更新されていく今日の姿とも重なるのではないでしょうか。 このような激動の時代にあって彼らがいかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。
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