企画展
没後100年 富岡鉄斎
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【京都】
2024年4月2日(火)~5月26日(日)
-
【富山】
2024年7月12日(金)~9月4日(水)
-
【碧南】
2024年10月5日(土)~11月24日(日)
- 本展に
ついて - 開催概要
- みどころ
世に「最後の文人画家」と称えられる富岡鉄斎(1836〜1924)。幕末、京都に生まれた彼は、石門心学を中心に儒学、国学、仏教など諸学を広く学ぶと同時に、南宗画、やまと絵など多様な流派の絵画も独学し、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開しました。良い絵を描くには「万巻の書を読み、万里の路を行く」ことが必要であるという先人の教えを重んじた彼は、何を描くにもまずは対象の研究に努め、鹿児島から北海道まで全国を旅して各地の勝景を探りました。そうして胸中に思い描かれた理想の山水を表出し、人間の理想を説いた鉄斎の絵画は、生前から今日まで国内外で高く評価されてきました。
幕末に人格を形成して明治初期には神官として古跡の調査と復興に尽力し、やがて官を辞して市井の画家として生き、大正13年(1924)の大晦日に数え年八十九で亡くなった鉄斎は、令和6年(2024)末で没後100年を迎えることになります。本展では、この記念のときに向け、彼の画業をあらためて回顧します。室町通一条下ルの画室を彩っていた文房具や旧蔵本、筆録なども取り上げ、都市に生きた彼の日常も垣間見ていただきます。京都では27年振り、富山と碧南でも10年振りの鉄斎展の開催となります。
幕末に人格を形成して明治初期には神官として古跡の調査と復興に尽力し、やがて官を辞して市井の画家として生き、大正13年(1924)の大晦日に数え年八十九で亡くなった鉄斎は、令和6年(2024)末で没後100年を迎えることになります。本展では、この記念のときに向け、彼の画業をあらためて回顧します。室町通一条下ルの画室を彩っていた文房具や旧蔵本、筆録なども取り上げ、都市に生きた彼の日常も垣間見ていただきます。京都では27年振り、富山と碧南でも10年振りの鉄斎展の開催となります。
展覧会名:没後100年 富岡鉄斎
会期・会場:
【京都会場】
2024年4月2日(火)~5月26日(日)
京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)
主催:京都国立近代美術館、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社、京都新聞
【富山会場】
2024年7月12日(金)~9月4日(水)
富山県水墨美術館(富山県富山市五福777)
主催:富山県、富岡鉄斎展実行委員会(富山県水墨美術館、富山テレビ放送)、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社
【碧南会場】
2024年10月5日(土)~11月24日(日)
碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県碧南市音羽町一丁目1)
主催:碧南市藤井達吉現代美術館・碧南市・碧南市教育委員会、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社
協賛:ライブアートブックス
会期・会場:
【京都会場】
2024年4月2日(火)~5月26日(日)
京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)
主催:京都国立近代美術館、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社、京都新聞
【富山会場】
2024年7月12日(金)~9月4日(水)
富山県水墨美術館(富山県富山市五福777)
主催:富山県、富岡鉄斎展実行委員会(富山県水墨美術館、富山テレビ放送)、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社
【碧南会場】
2024年10月5日(土)~11月24日(日)
碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県碧南市音羽町一丁目1)
主催:碧南市藤井達吉現代美術館・碧南市・碧南市教育委員会、清荒神清澄寺 鉄斎美術館、毎日新聞社
協賛:ライブアートブックス
1)代表作を多数展示。
六曲屏風一双の大作《富士山図》(清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)、《妙義山図・瀞八丁図》(布施美術館蔵)、《富士遠望図・寒霞渓図》(京都国立近代美術館蔵)、重要文化財《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》(公益財団法人 辰馬考古資料館蔵)をはじめ、掛軸の《三津浜漁市図》、《菟道製茶図・粟田陶窯図》(以上、清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)など、鉄斎の画業を語るうえで欠かすことのできない作品を多数展示します。
2)これまであまり取り上げられなかった作品も紹介。
一般に公開されたことのない《土神建土安神社図・椎根津彦像・平瓫図》三幅対(個人蔵)や、画集のモノクロ写真で知られるのみだった初期の屏風《山水図》(竹苞書楼 佐々木惣四郎蔵)、50年振りの公開となる《渉歴余韻冊》(個人蔵)など、従来の鉄斎展では見ることのできなかった作品も展示します。
3)鉄斎の日常を彩った貴重な品々も。
絵画制作と読書に日々励んでいた鉄斎の画室に置かれていた硯や墨、筆、絵具、絵具皿、机など、遺愛の品々も多数展示します。また、鉄斎といえば印章に特別な愛着を持っていたことで知られますが、その「印癖」のほどを伝える膨大な印章コレクションの中から、彼の印譜《鉄老斎印景》(清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)に載るものを中心に約120顆を公開します。
4)書の名作にも注目。
鉄斎は生前、書家としても親しまれていました。今回の展覧会では、二曲屏風一双の大作《雪・月・花・茶詩書》(京都市美術館蔵)のほか、親しくしていた画家の今尾景年のために揮毫した《養素斎書》(京都府蔵(京都文化博物館管理))、陶芸家の四代清水六兵衞に捧げた《四代清水六兵衞宛弔辞》(個人蔵)など、書の名作も紹介します。
※会場によっては記載の作品が展示されない場合があります。また各会場で、会期中に展示替えがあります。
六曲屏風一双の大作《富士山図》(清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)、《妙義山図・瀞八丁図》(布施美術館蔵)、《富士遠望図・寒霞渓図》(京都国立近代美術館蔵)、重要文化財《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》(公益財団法人 辰馬考古資料館蔵)をはじめ、掛軸の《三津浜漁市図》、《菟道製茶図・粟田陶窯図》(以上、清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)など、鉄斎の画業を語るうえで欠かすことのできない作品を多数展示します。
2)これまであまり取り上げられなかった作品も紹介。
一般に公開されたことのない《土神建土安神社図・椎根津彦像・平瓫図》三幅対(個人蔵)や、画集のモノクロ写真で知られるのみだった初期の屏風《山水図》(竹苞書楼 佐々木惣四郎蔵)、50年振りの公開となる《渉歴余韻冊》(個人蔵)など、従来の鉄斎展では見ることのできなかった作品も展示します。
3)鉄斎の日常を彩った貴重な品々も。
絵画制作と読書に日々励んでいた鉄斎の画室に置かれていた硯や墨、筆、絵具、絵具皿、机など、遺愛の品々も多数展示します。また、鉄斎といえば印章に特別な愛着を持っていたことで知られますが、その「印癖」のほどを伝える膨大な印章コレクションの中から、彼の印譜《鉄老斎印景》(清荒神清澄寺 鉄斎美術館蔵)に載るものを中心に約120顆を公開します。
4)書の名作にも注目。
鉄斎は生前、書家としても親しまれていました。今回の展覧会では、二曲屏風一双の大作《雪・月・花・茶詩書》(京都市美術館蔵)のほか、親しくしていた画家の今尾景年のために揮毫した《養素斎書》(京都府蔵(京都文化博物館管理))、陶芸家の四代清水六兵衞に捧げた《四代清水六兵衞宛弔辞》(個人蔵)など、書の名作も紹介します。
※会場によっては記載の作品が展示されない場合があります。また各会場で、会期中に展示替えがあります。
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