
◇きょうから姫路 没後初の個展
姫路市出身でファッションデザイナーとして世界で活躍した高田賢三(1939~2020年)の没後初となる個展「髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児」(毎日新聞社など主催)が12日、姫路市立美術館で開幕する。11日に内覧会があり、100点を超える色彩豊かな作品が関係者に公開された。
会場には衣装やデザイン画、ファッションショーの映像、手紙や当時の雑誌などを展示。斬新なアイデアで常識を打ち破るスタイルを次々と生み出した創作活動の変遷をたどることができる。
谷口依子・同館学芸員は「過去の代表作を一堂に展示して活動を振り返るだけでなく、関係者へのインタビューや愛用品の調査などを通して、新たな高田賢三像を浮かび上がらせるよう工夫した。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。
7月21日まで。月曜休館(祝日は開館、翌平日は休館)。入館は午前10時~午後4時半。一般1500円、大高生1100円、中小生800円。問い合わせは同館(079・222・2288)へ。
2025年4月12日 毎日新聞・兵庫版 掲載